経営企画の業務多すぎ問題|最初の仕事はバスガイド!?

経営企画のはずだった
オレは、ある上場企業の経営企画マネージャーとして働いていた。そう、オレはコンサル出身であることを買われてここへ来たのだ。これはそんなオレの活躍を描くまぎれもない実話である・・・。
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経営企画の業務がなぜバスガイド?

始まりは社長肝いりのプロジェクト

「おい○○、ちょっと来てくれ」

私は社長室に呼ばれました。社長は代表に就任して8年、70近い歳でありながら中堅規模の上場会社を毎年黒字に導く、この業界およびこの地域ではちょっとした有名人です。

「はい」

私はすぐに立ち上がり小走りで社長室へ向かいました。私は入社して1ヶ月、中堅規模の経営コンサル会社から転職して、この中堅上場会社の経営企画マネージャーに就任しました。

「どうだ。慣れたか?」

社長はいつもニコニコしている優しそうな人ですが、怒らせると(怒られた側は)メンタルが崩壊するという話は入社1ヶ月の私でも知っていました。

「いえ、まだまだです」

社長室のドアを閉めて社長の横に立って答えました。フカフカの絨毯と柑橘系の香りがする社長室です。分厚い本が散乱していてかなりの読書家であることがわかります。

「そっちに座ってくれ」

ソファに座って見せられた資料は、あの無印良品を展開する良品計画さんの名前が入っていました。

「これをやってくれ。できるか?」

良品計画さんには「ムジグラム」と呼ばれる各店舗の運営マニュアルがあり、このムジグラムが店舗のサービス向上に大いに役立っていて無印良品の快進撃を支えています。このムジグラムの紹介資料を見せられました。

つまり、先ほどの「できるか?」という問いは「ムジグラムの当社版を作れるか?」という意味です。

「良品計画から人が何人か来る。それとコンサルも使ってくれ」「あと、良品計画の会長を呼んで講演会をやってもらうから、君は幹部を全員出席させてくれ」

幹部を引率して、顔を覚えてもらいなさい。」

かくしてバスガイドをすることに

幹部の引率と顔を覚えてもらうという指示を忠実に守り、バスを出すことにしました。また、バスに乗せれば出欠を管理しやすいという理由もありました。バスの手配は社長秘書にお願いしましたが、会社から講演会の会場までは私が同じバスに乗って引率をしました。コンサルの時と業務が全く違うしめんどくさいしで、「各自で勝手に行ってくれよ・・・」と思っていましたが、怒られてメンタルが崩壊するのはイヤなのでおとなしくバスに乗り込みました。

転職最初の仕事はバスガイドに決まりました。

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経営企画は経営の中枢に関われる

このバスガイドのエピソードからも経営企画の業務について色々なことがわかると思います。

➢社長の指示が直接飛んでくる
➢幹部を率いる
➢社外のVIPと関わる
➢経営を学べる

社長の指示が直接飛んでくる

「ちょっと来てくれ」と呼ばれます。呼ばれるたびに緊張します。これは日常です。でも、社長の考えていることを社長の言葉で社長の口から聞けることは、他の部署では経験しにくい貴重なことです。「こういう人が大きいビジネスを動かす人なんだ!」と実感できます。これは日本に無数にいるサラリーマンの中でも、経験したことある人は少ないのではないでしょうか?上場企業ともなればなおさらです。

このように社長を近くで観察できる、ということが経営企画のメリットです。

幹部を率いる

これも経営企画ならではの体験ではないでしょうか?

私は会社の全ての幹部(管理職)と話したことがありましたグループ会社も含めて全てです。好きなひとから嫌いな人までいろんな人がいました。プロジェクトに反発する人、従順なひと、ノーリアクションな人、私にヘコヘコする人。この人たちを上手く扱えるかがプロジェクトの成否を分けます。プロジェクトは、経営企画が幹部に指示をして幹部がそれぞれの管轄部署に指示を出す形で進んでいくからです。

経営企画マネージャーの時間はほぼこれに費やされます。幹部の質問やクレームに1つ1つ応えて、やらない理由を潰してやるしかない状況を作ります。ストレスの大きい業務でもあります。

社外のVIPと関わる

今回の場合は、良品計画の会長でした。講演会は社長と会長というトップ同士が勝手に設定しましたが、時間・場所・内容・プレゼン資料などなどの細かい内容は私が詰めなければなりません。当然向こうも大物ですから、秘書や私と同じ立場の人が窓口として出てきます。このケースでは秘書の方とやり取りをしましたが、秘書がお休みの時は会長とやりとりをしましたので、ひたすら緊張しました。

経営を学べる

これが一番のメリットではないでしょうか?

このケースでは、無印良品の店舗で使用されている運営マニュアル「ムジグラム」のコンセプトを大いに学べます。会社の中で私が一番詳しくなれます。ひとことで言うと、業務効率化のノウハウが身につく、ということです。会社の全ての業務を、利益の源泉となる「コア業務」と誰でもできて大して重要ではない「ノンコア業務」に分けて、「コア業務」は属人化リスクを避けるために詳細を文書化する、「ノンコア業務」はすでに誰でもできるので単価の安い人に担当を交代するとか業務自体を失くす。

「秘伝のタレ」のレシピをあえて作成して、将来にわたって会社の存続を図っていくということです。

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経営企画のメリット・デメリット

良くも悪くも全社から仕事ぶりが評価される

メリット

経営を学べる
幹部と一緒に仕事ができる
社内で顔が売れる
社外のVIPと仕事ができる
出世が早い

デメリット

他部署と比べて仕事の難易度が高い
社長の怒りが直撃する
幹部のクレームを常に受ける
指示出し役のため常に周りから厳しい目で見られる
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経営企画への転職年収は?

600万円~が相場

めがね屋のJINS、うどん屋のトリドール、楽天や三井物産など、経営企画の転職年収を前回紹介しました。およそ600万円からのオファーであり、他の部署と比較すると高給だと思います。

※詳細はこちらをご覧ください。

ただ、コンサルからの転職の場合は少々下がるか同じぐらいだと思います。コンサルよりは下がるかもしれませんが、時間当たりに換算すると経営企画の方が圧倒的に高額だと思います。特に上場会社は労務管理がしっかりしているので働く時間は短縮されると思います。

コンサルよりはハードルが低い

これ、重要ですよね。

コンサルは経験者を取りたがりますが、経営企画の場合は社内で育てる傾向がまだありますので、未経験でもOKな求人が多いです。

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まずは無料でプロに相談を

経営企画に興味がある人は、まずはプロに相談することをオススメします。

興味がない人でも、自分に何が向いているのか悩んでる人こそプロに相談すべきだと思います。

転職エージェントには無料で相談に乗れますので、お気軽に登録してみてください。登録後、すぐにメールで面談の案内が来ると思います。もちろん、私に相談していただいてもOKです!(私への相談はこちらから

 

 

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