経営コンサルタントの仕事|外部環境分析|概要

コンサルの現場から

こんにちは、ヒロキです。

今回のテーマは、事業計画策定のための「外部環境分析」です。

外部環境分析とは

その名の通り、会社外部を取り巻く環境を調査・分析することです。PEST分析や3C分析を切り口に外部環境を分析していきます。

外部環境分析の目的

分析対象会社の将来を予測することです。
会社の業績は、その会社を取り巻く経済環境に少なからず左右されます。教科書業界であれば教科書を使用するのは基本的に7歳から18歳の人なので、この年代の人口にどうしても左右されます。消費増税が実施されれば増税前に駆け込み需要により売上が増加し、増税後には一時的に売上が減少するでしょう。また、スマートフォンが普及したことでチョコフレークが売れなくなるといった影響もあるようです(画面が汚れるからだそうですね)。
具体的には次のような項目に整理されます。

■ PEST各項目(政治、経済、社会、技術の各要因)
・政治
法規制強化または緩和、税制見直し
・経済
為替・金利推移、景気動向
・社会
人口推移、世論調査
・技術
新技術の活用度、研究開発

■ 市場規模
過去の推移、増減の要因調査(数量か単価か、など)、市場規模の将来予測(これが重要です)

■ 競合他社調査
競合の内、業績好調企業と低迷企業の違い、好調企業の模倣可能性

このように、自分の意志ではコントロールできないが業績に影響を与える要因を割り出し、対象会社の将来予測に利用することが重要です。

外部環境分析の実務

実務としては、ひたすら調べる、ということになります。

■ インターネット検索
「業界名 市場規模」で市場規模がでれば早く家に帰れます。例えば環境調査業界(水質検査、大気汚染調査など)は環境省のホームページからすぐに取得できました。また、統計局のホームページから分野別に様々なデータを入手できます。

■ 調査会社レポート取得
矢野経済研究所
帝国データバンク→競合の数字を入手できます。
SPEEDA
ユーロモニター
マール
などから取得できます。有料です。国内に情報がない場合は、海外の調査機関へお願いして調査してもらうという手もあります。この場合、やりとりは英語になります。
また、日経テレコンで記事検索をすれば競合他社の動向を掴めます。

■ お客様へインタビュー
マネジメントインタビューで聞ければいいですが、数字などの定量情報は出てきにくいと思います。競合情報や業界の商習慣については有用な情報が入手できると思います。

■ 競合他社へインタビュー
競合他社の了承が得られれば、競合の情報を手に入れる有用な手段となります。競合他社へアポを取るという仕事をしている会社や個人があるようです。僕はまだ接触したことはありません。

まずは検索エンジンを使用してキーワードを入力するところからでしょうか。管轄省庁や所属する業界団体のホームページから市場規模、法規制、商習慣などが分かるかと思います。業界団体であれば、所属会社一覧に載っている会社が競合他社ということになるかもしれません。

外部環境分析

入手した情報に基づいて分析を行います。特に、対象会社と競合他社のポジショニングの違いを整理して業績の違いを明らかにできると分析にキレが出ます。事業多角化度(集中化度)、単価設定、ターゲット顧客などの観点から、明暗がくっきり分かれるようにまとめられるといいですね。まとめ方はまたアップします。

 

今回は以上となります。
ご覧いただきありがとうございました。

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